好きなことを仕事にしたい!
そう思う気持ちは多くの人が持っています。
私もそうです。
なぜならば、好きなことならばストレスも少なく
楽しく作業を進められるから、
そう思いますよね。
しかし、ここにはちょっとした落とし穴があります。
好きなことで起業したはずなのに
辞めてしまってサラリーマンに戻った人
知り合いにいませんか?
どうしてそうなってしまうのか、わかりますか?
本人は前途揚々でスタートを切りました。
好きなことだからきっと続けられるはずだ、と。
多少お金が入ってこなくても、
好きなら長く続けられるはずだ、と。
・・・
しかし、気がついてみれば
好きで始めたはずの仕事が
なぜかストレスになり、資金もショートして
やむなく再就職。
彼の中では、一体何が起きていたのでしょうか?
まず、勘違いしがちであるのが、
好きなこと、と
やっていてストレスが無いこと、
は別物だということです。
例えば映画が好きだから、映画を作りたいと思ったとします。
しかし、実際につくるとなると
人間関係や人との交渉、お付き合いが
メインの仕事になってきます。
もしくは一人で映像を作るなら
パソコンなどでの作業がメインになりますよね。
つまり、映画が好きだと言っても
単純に見るのが好きなだけでは
人付き合いやパソコンが苦手だった場合
制作という仕事はできませんよね。
見るのが好きな場合は、
ブログなどでレビューを書く、
映画コンシェルジュになって、
こんな時にはこんな映画がおススメという
レポートを描くのもいいかもしれません。
映画の数が膨大になった今日であれば
自分の好みに合った映画をチョイスしてくれる人は
おおいに尊重されるでしょう。
このように、まずは
「何をしている時が一番心地よいのか」
を自分の中で見極める必要があります。
映画が好きだから、映画の仕事がしたい!と
考える前に「行動」ベースで見極めなければなりません。
寝ているとき、食べているとき、話しているとき、
書いているとき、読んでいるとき、見ているとき、
聞いているとき、考えているとき、料理をしているとき、
誰かと接しているとき、アイデアをだしているとき、
走っているとき、歩いているとき、教えいてるとき、
などなど、どんなものでも良いのですが、
好きなことを見極めるときは必ず
「行動」にフォーカスしなければなりません。
映画を見るのが好き。
→見る
という「行動」です。
つまり、映画を見るのが好きなのか、
見るだけなら他の何かでもいいのか。
「好き」を仕事にしても上手く行かないのは、
そこに発生する「行動」にフォーカスできていないからなのです。
仕事はアイデアも大事ですが、
それ以上に行動が伴わないと
何も始まりません。
「やっていて辛くないこと」だから続けられるのです。
好きだから続けられるのではありません。
この辺りを見極めておくと
自分がやるべきことの道筋が間違っていないかの
判断ができるようになります。
その上で、起業している人もしていない人も
今の仕事があると思いますが、
その仕事を好きになれないか
考えてみましょう。
えー、そんなのむりぃ~、今の仕事嫌いだしぃ!
という人もいるかも知れませんが、
仕事そのものを好きになれということではありません。
どういうことか。
その仕事の中でも
自分が比較的ストレスを感じていない、
もしくは楽しいという作業がないか
振りかえってみるのです。
すると、何かしら一日の中で
この時間は好き!
仕事忙しくても妥協しない、削らない!
というものがあると思います。
人によってかなりばらつきがあると思いますので、
自分の中でよく考えてみてください。
朝のコーヒーは絶対買う、とか、
飲みにはいく、
そんな事でもまずはOKです。
好きという「感情」ではなく、
好きという「行動」に
フォーカスしましょう。
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さらに突っ込んだ話を2017年11月3日(金・祝)に
東京都内にて行います。
行動力にお悩みのあなたには
朗報が舞い込む日になりそうです。